2012年7月1日日曜日

専門家同士の意見が異なるのはなぜか?


専門家同士の意見が異なるのはなぜか?

政府見解と学者との意見が異なるという問題・・・
これは、かなり根深いというか古くからある現象ですね。

これって昔からある御用学者と学者の見解の違いというやつですかね。
江戸時代からある問題ですが、トップである将軍(首相)の見識が問われるのでしょう。

以下、Japan Real Timeから

フクシマウォッチ:大飯原発は政府の主張通り、地震に対して安全なのか?
2人の著名な地震学者は、再稼働準備中の関西電力大飯原子力発電所の2基の原発は、――少なくとも地震に対する安全性の観点からは――安全性が完全に検証されていないと主張している。

地震学者の神戸大学の石橋克彦名誉教授(地震学)と東洋大社会学部の渡辺満久教授(変動地形学)は26日、大飯原発の潜在的危険性および現時点での原発の安全性評価の落とし穴について会見した。

大飯原発が位置する若狭湾沿岸の安全性に関する政府の判断は、海底に2つの活断層があり、同原発は地震が起きても持ちこたえるための必要な全ての措置を取っているとの仮定に基づいている。

しかし、石橋名誉教授は、同地域の断層が生み出す地盤移動の力を過小評価していると主張する。日本外国特派員協会での26日の記者会見で、同名誉教授は近くに第3の活断層が存在する可能性があるとの見方を示した。石橋名誉教授は、これら3つの断層が全て同時に動く場合、政府の予想を上回る揺れが生じる可能性があるとの見方を示した。

また、渡辺教授は大飯原発周辺地域の3つの断層が結びついている可能性があると指摘し、その線にそって連鎖反応が起こる可能性も否定できない、と語った。そうなれば、この地域でより大きな揺れが起きる可能性が著しく高まることになる。

断層とその危険性に関するこれらの学者の見方はなぜこれほど政府の見方と違うのか。

政府への不信感が放射能汚染処理コストを爆発的に膨らませる


政府への不信感が放射能汚染処理コストを爆発的に膨らませる

首相官邸で行われたデモをネットで読んでいて思ったんですが、
密室政治とか、利権政治とか言われてきた日本の政治が原発問題を
引き金にして大きく変わりそうな気がします。

テレビニュースや報道記事を読んでいると、
ソーシャルメディア(ツイッター)のというキーワードが
頻繁に出てきます。

これからの政治はより直接民主制に近い方へ流れてゆくような気がします。
すでにIT技術で可能なわけですから。

以下、JBPRESSから

原子力発電所、米国から日本への警告民主主義が実現できない国に運営する資格はない

その大西教授は言う。

「チェルノブイリで人類が学んだことは2つあります。1つは政府が国民から信頼されていなければならないこと」

「もう1つが技術の専門家が中心になって対応策を練り上げるべきだという点です。それなしでは、いくらお金を投入しても効果的な対策は打てない」

民主主義の手続きを無視した政府を待っているのは、国民からの不信である。もし日本に原発が必要だと考えているとしたら、政治家として最も愚かな手を打ったことになる。

原発の優れた面がいくらあったとしても、国民の不信の前ではすべてがクロになる。本当に必要なら徹底した議論が必要なのだ。好例が実はハンフォードサイトにある。

「壊れない」ことにされていた原発の格納容器の思想


「壊れない」ことにされていた原発の格納容器の思想

JBPRESSにアップされている福島原発問題の記事ですが・・・
この記事を読んで感じたのが、太平洋戦争のときの日本軍と日本の政治。

敗戦の焼け野原から経済復興をとげ経済大国となった日本ですが、
根っこの部分は変わっていないのかと・・・

以下、JBPRESSから

「壊れない」ことにされていた原発の格納容器このまま事故調査報告が出たら世界の笑いものに

 「現在の立地審査指針は格納容器が壊れないことを前提にしています。格納容器は壊れないことにして安全評価を行っている。格納容器は英語では“container”=『放射性物質の封じ込め容器』です。壊れると中から放射性物質が漏れ出す。それは『ないこと』にしてしまった。だから『原発から煙のように放射性物質が噴き出す』なんていう事態は考えていない。考えなくていいことになっている」

「そうです。『立地基準を満たすために、格納容器は壊れないことにする』という前提です。この前提は福島第一原発事故で完全に崩れてしまった。それを無視したままで何も対策を取らないでいるのですから、今のままでは、日本政府には原発を運転する資格がないとさえ言えるでしょう」
これと同じです。確かに、津波が来なければ、3.11のような事故は起きなかったでしょう。しかし、全国の原発は、今なおその弱点を抱えたまま運転を継続しているということを想像してみてください。『テロ』『ミサイル攻撃』『航空機墜落』『勘違い誤操作』などに対して、依然弱点をさらしたままだ。
 「(福島第一原発事故の住民被曝は)サッカーで言う自殺点、オウンゴールのようなものです。政治家、官僚、学者、報道、関係者みんなが何らかの形で罪を犯しています。家に火がついているのに、全員が見て見ぬふりをしたようなものだ。あるいは『自分が無能なことを知っていながら該当ポストに就いて給料を受け取っていた』と言うべきかもしれない。この責任を報告書にまとめるのは並大抵ではないでしょう。部内者ではだめです。真面目な専門家を入れた第三者でないとできないでしょうね」

2012-06-30

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